2020年度活動方針

 

 

 

1.保険でよい「歯」の実現を改めて目指す

 

連絡会が目指している方向は、国民・都民の基本的な要求によるものであり、憲法第25条に基づく医療・社会保障の改善要求運動である。この運動は、政府が進めている社会保障の抑制策に対する運動として極めて重要である。私たちが掲げている具体的な課題は、「保険でよい歯を」であるが、運動の根底には社会保障を守り改善するという大きな位置づけを持って取り組む必要性が込められています。

 

 

 

2.連絡会として掲げる要求項目

 

  社会保障費の抑制策をやめ、国民が安心して暮らせるようにすること。

 

  窓口負担の大幅な軽減を図り、健康保険のきく範囲を広げること。

 

  歯科技工士・歯科衛生士の技術料を正当に評価すること。

 

  保険での歯科技工は、国内の歯科技工士に限定すること。

 

  混合診療の拡大を行わないこと。

 

  東京都全域で18歳までの医療費を完全無料化にすること。

 

  国保保険料(税)の引き上げにならないよう国庫負担を増額すること。

 

 

 

3.具体的活動項目

 

昨年度の活動の成果と教訓および、社会保障をめぐる厳しい情勢を踏まえ、下記の事項に取り組む。これまでの活動を進めながら、都民の歯科医療要求実現のために、様々な課題にも取り組んでいきます。特に、医療・社会保障を守り充実させる取り組みと、都民への啓発を重視して「出前講座」や街頭宣伝などを積極的な取り組みを進めます。

 

  保険でよい歯科医療の実現のための国会請願署名に取り組む。

 

  自治体から政府への「保険でよい歯科医療」を求める意見書の採択を進める。

 

  歯科技工問題改善の取り組みを進める。

 

  歯科医療への理解を広めるため「出前講座」や、市民を対象とした学習会、シンポジウムなどを取り組む。

 

  イイハデーの街頭宣伝等を通じて、都民へのアピール活動を行う。

 

  「保険で良い歯科医療を」全国連絡会や各地で結成された「連絡会」との連携を強める。

 

  運動を広げるため、世話人を増やすよう各団体や都民への呼びかけを進める。

 

  ニュースを発行しホームページを充実させる(http://www.yoiha.org)。

 

  財政の基盤強化について賛同加盟の増加、会費の創設や責任体制などを議論していく。